責任者の明確化
システム構築する場合責任者を明確にすることも重要な要素のひとつだ。
大きく分けて総括責任者、推進担当者、システム運用者ぐらいに分類はできよう。
総括責任者と推進担当者が同一の場合は進みが速いし、方向性もそれほどブレルことはない。
しかし、これが別の場合時々問題が起こることがある。
特に推進担当者が人事部内の人物で総括責任者が情報システムの責任者である場合目指すものが違ってしまう事が時々散見する。
推進担当者とシステム運用者は同じ人事部なので実務中心に考えいかに効率的に戦略的にと色々考えをめぐらせる。一方統括責任者は人事情報システムのことだけでなく全体の情報システムの一部が人事情報システムであるという認識に立って、セキュリティーや障害など違った方向からのアプローチになるから当たり前といえばそれまでであるが、この辺がはっきりしていないと
システムを受託した業者はどっちの話を聞いたらいいの右往左往することもあり、最悪は大どんでん返しで総括責任者の鶴の一声で修正ということも起こりえます。こうなった場合は予算や納期など後々まで問題を残してしまいかねませんの出来るだけ避けるようにしたいものである。
少なくてもレビュー段階で社内の上から下までの了解は得て進むようにしたいのもである。
そんなことは有り得ないと思うかもしれないが極端な例は、アウトソーシングを止める場合で、しばらくアウトソーシングで運用してきた関係で社内に運輸担当者がいなくロジックなどわかるのがアウトソーサーの人間でしかもアウトソーシングを止めるのだから良好な関係ばかりとも言えずプロジェクトが頓挫してしまい、納期・費用・作業量とも大変なことになり誰もが不満足な結果ということも実際に起きている。
推進担当者が中心となり運用担当者・総括責任者と密な連係をとり同じ方向を向いたプロジェクトにしたいものである。