HPI戦略

昨今アメリカで重要視されている「人材分析」の手法として挙げられるのが

HPI(HighPotential Individual)と呼ばれるものです。

中長期的に安定した業績をあげる人材、言い換えれば、どのような環境のもとでも継続的に業績をあげられる人材を評価する方法であります。
業績の高い優秀だと思われる人材でも、内部・外部環境、上司、顧客などが変化した場合、高い成果をあげられるとは限りません。

HPI は、高い成果をあげる人材像をあらかじめモデル化しておきそのよく似た行動をする人材を発
掘しようというアプローチです。
HPI では、アセスメントなどにより、社員がある条件のもとに置かれたときに、どのようなパターンの行動を取るのかという特性を分析することでわかります。

リーダーの資質は、知識の深さやIQ にあるのではなく、むしろ「行動特性」「思考特性」に差が出るものです。

継続的に高い成果をあげる人の行動を調査すると、ほぼある一定のパターンがつかめてきます。

HPI では、調査対象となる社員の観察(アンケートケートも)や面接で思考特性や行動特性を明らかにしていきます。

HPI戦略は、人事マネジメントの一環として、ヒット商品を数多く手がけられる者を早期に発掘し、試練を与えながら育成し、新しいビジネスの仕組み作りを進めるというふうに活用することができます。